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- 低いコミュ力をどうにかしたい!
- 人と上手く話せない…
- 自分を変えたいと思ってるけど、何をすればいいの?
今の世の中、このような悩みを抱える人はたくさんいます。
何を隠そう、この僕もこのような悩みをずっと持っていました。
しかし、そんな僕でも確実に効果があったと実感できたのが「音読」です。
そこで今回は、コミュ力が低い人のために
- 音読の効果
- 音読のやり方と注意点
- 音読で使用する文章選び
について、丁寧に解説していきます。
「コミュ力を向上させたい!」という方は、ぜひご覧になってください!
音読を始めたきっかけ
僕が音読を始めたきっかけは
「コミュ力を上げる方法を調べていた最中に見つけて、その効果に魅力を感じたから」
です。
M1(修士1年)の時、コミュ力が低いために就活にも少し不安を抱えていました。
それを何とかしようと、インターネットでコミュ力を上げる方法を調べていました。
その過程で、「音読」を続けた結果コミュ力が向上した、という情報を見つけました。
そこで音読について詳しく調べたところ、音読には脳を活性化する効果があり、それによって様々な効果があることが分かりました。
僕は人に話しかけるのが大の苦手なので、一人でもできる音読は魅力的だと感じました。
実際に音読を始めてから半年ほど経った頃には、明らかに以前より頭が回るようになり、コミュ力が向上したように感じました。
音読の主な4つの効果
「実際のところ、どんな効果があるの?」
と思われるかもしれません。
音読は、主に以下のような4つの効果が得られることが分かっています。
コミュニケーション力が上がる
まずは本記事の目的である、コミュニケーション力向上の効果です。
実際に音読をしてみると分かるのですが、何もしていないときに比べて脳が働いているように感じます。
それにより、
- 発声することに対する苦手意識が薄れる
- 言葉が出てきやすくなる
といった利点があり、コミュニケーション力が向上します。
滑舌が良くなる
音読によって、言葉を正確に発音する力もつきます。
コミュ力が低い人は吃音などで上手く発音・発声できないことがあります。
それは普段から喋っていないと、舌やあごの筋肉を上手く動かせなくなるからです。
音読をする時は、しっかり発声して行うことが多いです。
そのため、続けていけば舌やあごの筋肉が鍛えられ、次第に滑舌が良くなっていきます。
また、これは英語などの外国語学習にも同じことが言えます。
母語とは異なる言語の発音を繰り返していくと、その発音に慣れることができ、語学力の向上にもつながります。
気分が落ち着く
ストレスや疲れを感じたときに自分自身を落ち着かせる力を身につけることができます。
音読をすることで、呼吸が深くなり、心拍数が落ち着くことがわかっています。
また、脳に酸素を供給することで、リラックス効果も期待できます。
集中力・記憶力が向上する
集中力や記憶力も向上するとされています。
音読は、自分の声で文章を読むことで、聴覚や視覚、言語など、複数の感覚を刺激するため、脳を活性化させる効果があります。
また、文章を目で読むだけよりも、声を発して耳から情報を入れる方が記憶の定着率が上がります。
そのため、集中力や記憶力の向上につながります。
音読による脳の活性化メカニズム
音読により様々なメリットがあることは分かりました。
では、なぜそのようなメリットが得られるのでしょうか?
音読をすることで、脳の前頭葉にある前頭前野(前頭前皮質)が活性化すると言われています。
この前頭前野は、考える力や予測力、自制心に大きな関係があります。
さらに、コミュニケーション能力にも関係があることも分かっています。
また、音読によって前頭前野が活性化する際、セロトニンという脳内物質が分泌されます。
セロトニンは以下の脳内物質を制御する働きがあります。
- ドーパミン:活性化することで快楽を感じる要因となる脳内物質
- ノルアドレナリン:精神や肉体にストレスを感じると放出される脳内物質
セロトニンの分泌量が多いとこれらの物質のバランスが取れるため、精神が安定する効果があります。
音読のやり方
それでは、以下に効果の出る音読のやり方を挙げていきます。
本などの文章が書かれたものを用意する
そもそも、読む対象のものがなければ音読は始まりません。
一般的には本や新聞を思い浮かべる方が多いと思いますが、気になるネットの記事など、本でなくても文章が書かれた媒体であれば問題ありません。
自分の声が聞こえるように声を出して読む
「音読」であるため、音=声が聞こえないと効果が薄れてしまいます。
そのため、自分で発した声が自分の耳に入る程度の声を出して音読しましょう。
言葉を一語一句しっかりと読む
いくら声を出すと言っても、正しく発音できていないのなら効果が薄れてしまいます。
言葉を発する際は、テキストを追いながら正確な発音やイントネーションを意識して行いましょう。
10分間でもいいので毎日続ける
当然ながら、音読の効果は一朝一夕で現れるものではありません。
どんなことにも言えますが、毎日継続することで少しずつ経験が積み重なっていき、いつしか大きな変化となって現れます。
10分間でもいいので、毎日続けることが重要です。
そうすることで、やがて効果が出てきます。
音読をする際に注意すべきこと
また、音読をする際には注意すべきことがいくつかあります。
周りの迷惑にならない場所・時間に行う
音読は声を出して行うため、周りの状況によっては迷惑になる可能性があります。
例えば
- 電車の中
- 静かな店の中
- 夜~深夜の時間帯
のような状況では、避けることが望ましいです。
そのため、周りに人がいない場所や、近所迷惑にならない朝~日中の時間帯で行うことがおすすめです。
10分以上行うのが望ましい
音読は10分以上続けて行うことで脳が活性化すると言われています。
そのため、時間がない場合でない限り、10分間は音読する時間に充ててみてはいかがでしょうか。
無理をしない
音読は長時間行う方が効果が大きいですが、だからといってあまりに長時間行うことも考え物です。
- 喉を傷める
- 脳が疲れ過ぎる
- 他のことに費やす時間がなくなる
上記のようなことが起きる可能性があります。
また、体調が優れない場合も無理をせず休養に努めましょう。
繰り返しになりますが、すぐに効果を求めるのではなく、継続して効果が現れるのを実感しましょう。
音読で読む文章はお好みで
では、音読で読む文章についてですが、
個人のお好みで問題ありません。
ご自身が所有している本でもいいですし、朝なら新聞でもいいです。
なんならインターネットの気になったWeb記事でもいいです。
小説を読んで物語に入り込むのも良し。
ビジネス本を読んで知識をより定着するのも良し。
新聞を読んで社会情勢をつかむのも良し。
自分に合った文章を見つけて、音読を行ってみてはいかがでしょうか?
「何でもいい」という人におすすめの音読本
とはいえ
「読みたい本がない」
という人も多いと思います。
そんな方におすすめしたいのが
齋藤孝「楽しみながら1分で脳を鍛える 速音読」
です。
著者の齋藤孝氏は明治大学文学部教授で、メディアにも多数出演されている方です。
本書はタイトルにもある通り、(高)速音読することで1分で読める文章が集められています。
掲載されている文章は
- 「坊っちゃん」(夏目漱石)や「走れメロス」(太宰治)といった、近代日本文学の小説
- 「ロミオとジュリエット」(シェイクスピア)や「罪と罰」(ドストエフスキー)などの海外の名作
- 「源氏物語」(紫式部)や「枕草子」(清少納言)などの古典文学
など、幅広い時代やジャンルの名作ばかりなので、教養としてもおすすめです。
また、文章にはふりがなが振られているので、途中で読めなくなることがないのもおすすめできるポイントです。
まとめ:コミュ力以外にもメリット多いです
というわけで、僕が実際に行って効果を実感した音読について紹介してきました。
以下に内容をまとめます。
- 音読はコミュ力や滑舌など話し方の改善に大いに役立つ上、記憶力の向上など脳に良い影響をもたらす
- 音読をする際は、自分の声が聞こえる程度に言葉をしっかり発声する
- 音読は毎日続けることが最重要、できれば10分以上行う
- 音読に用いる媒体は本・新聞・Web記事など何でもよい
音読は読む文章さえあればお家で手軽にできます。
それでいてコミュ力を始めとした自分に良い影響をもたらすので、本当におすすめできます。
本嫌いな人も、音読をきっかけに本を読めば本の内容を理解することができるかもしれません。
「自分を変えたい」と思っている人は、とりあえず始めてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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